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リノベーション前のお部屋。

第7回目となるインタビューは、当社でご自宅のリノベーションの設計をさせていただいたお客様(以下Hさん)。インタビューページ初の個人邸です。お引渡し約3ヶ月後、家具も一通り揃い、素敵に使われているお部屋に招待していただきました。

物件探しからリノベーションまで : 学生時代に住んで、1番好きだったという街にエリアを絞って物件探しを開始。物件探しを始めて1年程で、気に入った物件を見つけることができました。以前、オフィスの内装設計させていただいたことがきっかけで、今回お家のリノベーションもお手伝いさせていただくことに。購入された物件は、フルリフォームされたばかりのお部屋。今回の工事では、洗面台を除く水廻り・配管は既存利用した上でリノベーションを行いました。

リノベーション前のお部屋。

リノベーション後、キッチン自体はそのままに側面をぐるりと真鍮の板で囲いました。

内装について : 「日本のマンションは平面的な構成だけで考えられているものが多く、高さ方向も活かした空間構成をしてほしい。」そんな要望から、寝室を浮かせ、下に収納スペースを作るプランを提案させていただきました。オフィスの内装をさせていただいた時からの関係で、インダストリアルな素材を使いつつ、ハードになりすぎないイメージがお好きかな?と真鍮、黒皮鉄、ウォルナット等の素材を組み合わせた空間のご提案をしました。

無垢のウォルナットフローリング、モルタルの床、黒皮鉄の壁が同居するLDK。

真鍮とミラーの素材が静かに煌めくダイニング。

実際に住んでみて : 家で過ごす時間が圧倒的に増えたとか。もともと外食が多かったけれど、家でささっと作ることが増えて、お酒を飲む時間も増えたそう。「家が1番居心地いいので、おしゃれカフェには行かなくなった。」とジョークを交えながら、嬉しそうに話してくださいました。

美味しいお酒をいただきながら、話がはずみます。

気に入っているところ : Hさんと彼女さんにそれぞれ1番好きなところを聞いてみると、「(Hさん)ソファに座って寝室の方をみた時の眺めです。」「(彼女さん)私が唯一こだわった洗面所。見た目だけでなく、化粧品など細々したものを全て隠してしまえるので、常に洗面台が綺麗に保てて良いです。」

Hさんお気に入りの眺め。モルタルの空間に緑が映えます。浮かぶ寝室の下は大容量の収納スペース。

彼女さんのこだわりが詰まった洗面室。床は3種類の木材が組み合わされたフローリング。

空間の使い方と今後の展望 : 寝室下に設けた大容量の収納スペースが大活躍していて、日用品のストックから、来客用のクッションなど大きな荷物まで、重たいものも楽々としまえるのだとか。「お陰でリビングは常にすっきりとして気持ちよく、植物や、アートを飾って楽しんでいます。新しく家具を買うときも、慎重にものを選ぶようになりました。サイドテーブルにハンモック...冬に発売予定のappleのスピーカーも狙っています。」

インダストリアルな素材が多い中、台湾の伝統楽器「二胡」のディスプレイが空間を引き締めます。

時間の経過と共に刻々と変化するデジタルアート。季節の花も添えて。

取材後記 : 新しい住まいによってライフスタイルが変わったり、価値観が変わったという嬉しいコメントを伺えて、楽しい食事会でした。設計をする側としても、愛着を持って、空間を育てながら使っていただけることはとても喜ばしいことだと改めて実感しました。

<お客様情報>

家族構成:30代カップル

事例詳細:http://www.tatodesign.jp/room/detail.html?houseno=3751