物件写真
間取り
マップ
サニタリースペースを中心に改修する工事の設計をさせていただきました。
クライアントが希望した特注ユニットバスメーカー「バンクチュール」を採用させていただき、合わせて内装と洗面台なども新たに造作でしつらえております。
奥行き1.6m、幅2.2m、高さ2.1mの大きさのユニットバス。ガラス窓&扉は決して広くない限定された空間を開放的にしてくれます。ほぼ自由設計のバンクチュールは2方向の既存躯体梁に対し適合性が高く、また梁下の小さい空間にベンチを設けることができるなど浴槽以外にも寛ぐことのできるスペースをつくることができます。壁に使用した40cm×80cmの大判タイルは空間を広く見せながら、目地の数量も少なくできるのでメンテナンス性も高いです。床にはサーモタイルを使用し、冬でも比較的暖かい状態で快適に過ごせるようにしました。
脱衣室側では小さい空間を余すとこなく使い、収納スペースを洗面台下や鏡裏、トイレ横等に設けることでサニタリーに必要となる小物類を隠せるようにしています。また内装材は浴室と同じタイルに木パネルを合わせ、扉等も同化させることでシックな佇まいの空間となりました。
給排水設備を一新する工事に伴って上げた床に使用した無垢の名栗フローリングは、玄関正面に調度品を備える空間に伝統的なスパイスを与えています。
工事に伴い既存畳を流用した収納付ベッドの造作やガラス建具交換など、クライアントの希望に応えながら全体をまとめていきました。
4912
住居
25.20㎡
1LDK
東京都港区
リノベーション完了:2021年11月
鉄筋コンクリート造