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セピアトーンの空間に日常を織り込む暮らし

*個人邸マンションのリノベーション設計事例です。(賃貸物件ではありません)


多くの樹木に囲われた閑静な住宅地に建つ集合住宅の1室をリノベーション設計させて頂きました。既存の建物は鉄筋コンクリート造の壁構造で壊せない壁が多く、水回りの移設など間取変更に制約がある中でのフルリノベーション工事でした。

構造の制約上、部分的にコンパクトな寸法しか確保できない場所がある一方、廊下などはゆとりのある寸法をとりメリハリある間取としました。圧迫感あるLDKの構造梁の形状を工夫したり、各室の建具を引込戸としたり、所々の壁にアールの優しい輪郭を取り入れていくなど…新しい家で目指す生活スタイルをクライアントと細かに打ち合わせを重ね、全体的に程良く繋がる抜けのある空間になりました。

なかでも22畳のLDKに面したオープンキッチンは、換気ルートの関係でコンロはリビング側に移設が難しかった為、R開口の壁を挟んでリビングダイニング側にシンク、奥にコンロがあるという個性的なレイアウトになりました。結果、コンロ側の奥の空間(パントリー)に冷蔵庫やキッチンの電化製品が集約され、リビングダイニングが生活感がないスッキリした空間に感じられます。

クライアントとの初期の打合せでお聞きした、クラシックホテルの落ち着いた雰囲気を日常に取り込みたいとの要望をイメージして、全体の照明計画は少し暗めに間接照明やスポットライトの暖色の照明が真鍮の金具やブラウントーンで統一された空間を静かに艶やかに照らしています。仕上材は、籐網扉とクォーツストーン天板の造作キッチンを中心に、LDKをフローリング(チーク材)、水回り玄関はタイル、寝室はカーペット床と用途で使い分け、トイレ壁の木製パネルや下足入の鏡扉をアクセントとして使用してます。


撮影:刀祢平喬 / Sundy inc.

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INFO

物件No.

5181

用途

住居

面積

97.00㎡

間取り

3K以上

住所

東京都世田谷区

築年

リノベーション完了2023年

構造

鉄筋コンクリート造